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思春期、反抗期…息子との壮絶な1年を乗り越えた先にあったもの

テレビや新聞のお悩み相談などに、「思春期の子を持つ親の相談」というコーナーを目にしても、なんとなく我が家には関係のない事だなぁ~、と他人ごとのように思っていた私。

身長は、入学当初に比べるとぐっと伸び、今でははるかに高い位置から私を見下ろしているほど・・・。

外見は小学生の時に比べると変化の違いに驚くほど変わったものの、「うちの学年は、マザコン多いよね!」なんて、本人が言っていたほど(笑)お母さんべったり!というスタイルには全く変化がなかったので、この子に思春期なんてなさそう!と勝手に信じ切っていました。

 

【我が家の場合】中3の5月、返事無し、深夜の奇声と器物破損

 

新学期の4月、新たなクラスで1年がスタート。息子とは、どんな一年になるだろう?なんて笑って話していました。

塾の授業時間が増え、ハードなスケジュールを送る生活が一か月過ぎた5月、なんだか息子の様子がおかしいのです。

 

「お帰り!」「ご飯だよ!」「お風呂どーぞ!」と言っても、無言か一言だけ、もしくは拒絶。明らかにコミュニケーションを避けている。

 

中3になり、勉強時間も増えました。クラスも変わったし、何か嫌なことでもあったのかな?中3という独特の雰囲気に疲れが出たのかな?少し様子を見てみよう!と思っていました。数日すれば、落ち着くだろうと…。

大変なのかなと甲斐甲斐しく着替えや部屋の片づけなど、お世話を焼きましたが、それでも改善されませんでした。

 

そんなある日、「どん!どんっ!!」激しく壁をたたく音、ものが壊れる音、そして奇声…。息子が荒れ始めました。

この日から、荒れる息子との長い長い一年が始まりました。あの日はとても心地良い風が吹いていた、夜だったことを覚えています。

この日を境に、息子とは全く会話がない日がどんどん増えました。家族も腫れ物に触れるように扱いました。私は毎朝「今日は普通に話せるかな…?」と思う毎日でした。

【原因】中3の息子が荒れた思い当たる原因は

 

息子が荒れたことの思い当たる原因は、

 

・一気に増えた勉強時間

・思うように成績がついてこない

・それなのに、毎日追い立てられる

 

先生からは「高校は決まりましたか?」「滑り止めはどこにしますか?」と追い立てられ、毎日がカウントダウンのように過ぎていくのです。

そんな毎日の中、本人は「本当にこの高校でいいのか?」「将来どうなりたいか?」全くわからなくなり、一人で追い詰められ、悩んでいたのです。

そんな息子の精神的に切迫した状態に全く気づかず、母は「ご飯食べたら?」「睡眠もとらないといけないから、早く寝なさい!」「ここで頑張らないとっ!」なんて、応援のつもりの言葉や接し方で、知らずに息子を追い詰めていたのです。

 

【息子が荒れた思い当たる原因】

・中3になり学校も塾も勉強時間が一気に増えたが、成績がついてこない事への不安

・学校の先生からは、志望校や滑り止めを早く決めるよう追い立てられ焦る

・両親からの激励のつもりの言葉もプレッシャーに

 

【気づき】先生からの「息子さんを褒めていますか?」の一言

 

親の私から見て、息子は本来素直な子です。それまでは毎日会話も出来ていました。この危機的状況の時はもう疲労困憊で、あの素直だった息子はどこにいったのか?と思うほどでした。

私自身、もう限界だと感じていた時期、塾の先生と面談がありました。塾の先生に、息子と会話もなく、どう接していいのかわからないと現状を伝えると「息子さんはものすごく頑張っていますよ!今は、自分の頑張りと成績がまだついてきていませんが確実に伸びています!」と言われました。

 

そして次に先生から言われた言葉が…

 

「お母さん、しっかり褒めてあげてください!」

 

家では、ゲームをしている姿しか見ていませんでしたので、頑張っている姿を言われ、正直驚きました。その時気づいたのです。家は「癒しの場所」なんだと。私はそんなことも忘れていました。

反抗的な言葉や、行動ばかりに目が行き、肝心なことが出来ていなかったのです。それは『頑張りを認めてあげること』。

私は息子の成績が上がることばかり要求していたのです。点数ばかり気にして、日々の努力を認めて褒める事無く、口先だけで済ませていたのです。この事に気づき、私は猛省しました。

 

それから気持ちがずいぶん楽になりました。『息子を見守る』というサポート側にやっと立てたのだと思います。息子の言動にイラッとしても、無視ではなく見守ることや、息子の反抗的な態度にすぐ言い返すのではなく、口を閉じ表情を穏やかにすることを心がけました。

それから一か月もしないうちに、会話はまだおぼつかないものの、度々起こっていた破損行為はなくなりました。

 

【気づき】

・息子はちゃんとやっていた、頑張っていた

・癒しの場所である家で、両親までも成績を気にして追い詰め、よりどころを奪っていた

 

【対処ポイント】受験でプレッシャーがかかる中学3年生への対応

 

【対処ポイント】

・成績ではなく本人の努力をきちんと認め、褒めてあげること

・子供の一つ一つの行動に、一喜一憂しないこと

・無視ではなく「見守る」

・家は、癒しの場所であること

 

そのほか、私自身や家族にとっても良いポイントは「ママも自分の時間を大事にすること」そして「中3だからといって、特別扱いしすぎないこと」も挙げておきます。

余談ですが、受験生の生活にママも合わせてしまうと大変です。これは切実に感じました。ママにもママの予定があります。受験生だから特別扱いして接していると、本人が図に乗って反抗もグレードアップしていた気がします。

ママの時間や家族の時間と予定を大切にすることは重要です。

 

子供の反抗期、今悩んでいることは、無駄ではないのです!

 

 

子供の高校受験と反抗期が重なった一年は、私にとって、暗く、苦しく、こんなに悩んだことは過去にあっただろうか?と思うほど、長い長い一年でした。

今日は会話ができるだろうか?と何度思ったことでしょう。息子と会話できる明るい未来なんて絶対に来ない!なんて思ってしまうほどでした。しかし、ちゃんと会話できる日が戻ってきました。つい最近の話なのですけどねっ。

 

そんな一年でしたが、私たち親子にとって貴重な時間だったように感じます。

親も家でゆっくりする自分の時間が欲しいように、子供にも家でくつろぐ自分時間はとても大事なのです。ゲームをしていようが、ゆったりとくつろげる時間を持たせることは、プレッシャーの高い中3には大切ですね。

 

長い長い道のりでしたが、ちゃんと解決できました。今思えば、息子とお互いにこんなにも真剣に向き合ったことがなかったので、この経験を乗り越えられて心から良かったと思っています。

息子は残念ながら、第一志望の高校には合格できませんでしたが、進学する高校が全てではありません(そう思えたのも、あの経験があってこそ、ですが笑)。これから歩んでいく長い人生の中で困難にぶつかった時、どう乗り越えるのか?どう向き合っていくのか?乗り切れる力があることを本人に伝える事と、サポートする親の役割と方法、その必要性を学ぶことができました。

 

子供は困難を乗り越える力を持っています。親ができることは、見守り、努力を認め、時に思いっきり褒めてあげること。

反抗期で大変な親御さん、乗り越えれば、きっと更にお子さんとの絆が深まると思います。

 

働きもん

働きもん

夫(40代)妻(30代←私)息子(15才)娘(5才)。会社員の夫と専業主婦の妻。10才離れた兄弟。おかしなもので喧嘩もします。なにかと、賑やかな家族。

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