生意気な言葉や態度は反抗期?反抗期の中学生の本心とは

※画像はイメージです 出典元:https://snapmart.jp/

子供が大きくなるにつれ、言葉や態度が生意気になってイライラを抱えてしまう親御さんは多いですよね。

 

「反抗期」、そんな簡単な言葉で片付けてしまっていいものなのか、私は随分迷うことになりました。

 

イジメがきっかけで不登校となり、夫の急死で心が折れた息子は、反抗期を隠れみのにして自分の弱さや苛立ちを必死で隠そうとしていたのです。

 

中学生の息子と何度もけんかしながら共に歩んだ三年間を振り返り、親子で乗り切った反抗期についてお話ししたいと思います

 

自分は大丈夫!言葉たくみに隠し事をする息子

幼い時から口が達者で、大人顔負けの物言いをしていた息子。

とにかく自分が失敗することを恐れていた彼は、何を聞いても大丈夫としか言いませんでした。

 

親子の会話はあった方なのですが、面白おかしく自分の話をしている息子の言葉を全部鵜呑み(うのみ)にしていたことは、最大の失敗だったのではと思います。

 

「ニコニコしながら大丈夫と言っておけば親は安心して自分を放置するだろう」、息子はそんな計算ずくで私と会話をしていたのです。

私は息子の本当の気持ちに気づけないままでいました。

 

事実、学年が上がるにつれ息子へのイジメはエスカレートしていったようで、最終的には朝から学校に行くことを嫌がり、遅刻や早退、学力の低下や体調不良へとつながっていきました。

 

学校側とも話し合いましたが、どうせ先生は話を聞いてくれないからと息子の態度は悪化していきます。

 

もういっそ転校させて、親子ともに一からやり直そう……。

そう思っていた矢先、夫が急な事故で亡くなってしまいました。

息子が中学一年生の冬の事です。

 

息子から投げかけられた「話を聞いてくれない! 」の本当の意味

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「どうせみんな僕の意見を聞かないじゃないか! 僕は居ても居なくても同じだ! 」

 

これは、息子が中学三年生の冬に、私に対して泣きながら叫んだ言葉です。

 

夫が亡くなってから半年後、私たち親子二人は亡き主人の遺志を継ぐ形で準備を進めていた田舎の家に引っ越しました。

 

今まで通っていた大規模中学ではなく、田舎の小規模校に転校した事で一見落ち着いたように見えた息子の反抗期は、実は静かにくすぶっていただけだったのだとこの一言で気がつくことになったのです。

 

環境を変えて友達も増えた、先生も親身になってくれた、しかしそれは「親である私が安心する材料」に過ぎず、息子の本心には到底及んでいませんでした。

 

「親がいいと思う子供の姿」「先生がいいと思う生徒の姿」「友達がいいと思う理想の友人の姿」を演じるために息子は必死になり、それが言葉巧みな嘘をつき親を騙そうとする反抗期となっていたのです。

 

自分の人生を自分で切り開くことで反抗期を「手放した」

 

反抗期とは、柔らかい子供の心を守るための「防具」であり「武器」かも知れません。

 

私は息子の叫びを受けた後、彼の意見を一旦聞き入れて事細かに理由を尋ねるように心掛けました。親や大人という立場では思いもつかない彼の視点は、逆に学ぶことが多かったように思います。

 

現在息子は工業技術を専門とした高校の一年生です。

彼の意見に耳を傾けることでようやく口にした第一志望の高校へ、無事に合格することが出来ました。

 

彼独自の視点は高校で行われている企業とのプロジェクトにも役立てられ、本当の意味で充実した学校生活を送っています。

 

彼の意見に耳を傾けてくれる仲間や先生に囲まれたことで、息子は「反抗期という武器」を手放しました。

 

もしあのまま、私が彼の意見を聞く耳を持たなかったら。

 

もしかしたら、今でも息子は反抗期と共に周囲と戦い続けることになったかも知れません。


嘘や隠し事のない普通の会話をかみ締めながら、私は過去の反省を活かして今日も彼の話をまず「聞くこと」を心掛けています。

 

ファミリーマネジメントのポイント

・当たり障りのない会話は逆に心を隠しているサイン。

・反抗期の中学生は、自分の心が上手く伝わらないことへのいら立ちを抱えている。

・親としての価値観よりも、子供の視点からの意見を理解するよう心掛ける。    

・子供の意見は過剰に褒めない、でも馬鹿にしない。

 

今現在反抗期と向き合っているご両親と子供さんへ

 

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本音でぶつかり合うことは、とても心が痛み家庭内が沈んだ雰囲気になるかも知れません。

 

しかし、どのような形であっても心を表現しなければ伝えたい気持ちは伝わらないのではないかと思います。

 

反抗期という洋服を着て生きていくことにも、実は苦痛があることを私は息子から学びました。

 

「どうせ聞いてもらえない」、この気持ちが無くなるだけでも反抗期は乗り越えやすいのではないでしょうか。

 

家族の枠を越えた一人の人間として、向かい合ってみませんか?

たんげ

たんげ

夫に先立たれ親子二人三脚で頑張る、高校生の息子を持つ40代シングルマザーです。

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